DWEのかけ流しでインプットは確保しやすいのですが、子どもの英語力を伸ばすには正しいアウトプットも重要です。しかし、かけ流しだけで確保できるインプットと違い、アウトプットはなかなか機会が得られず確保することが難しいものです。
さらに、アウトプットはただ確保すればよいというものではなく、正確さ(正しさ)も必要です。間違ったアウトプットはインプットで身に付きつつある子どもの正しい英語を崩してしまう恐れもあり、最悪、子どもに英語が身に付かないかもしれません。
アウトプットの確保はDWEの取り組みを続ける上で、特に子どもの英語力が成長するに伴い大きな問題や課題につながるのではないかと思われます。
そこで、今回はDWEのアウトプットの重要性とアウトプットを確保する方法についてまとめました。
~もくじ~
記事本編
DWEのアウトプットの重要性
子どもが1歳半からDWEを開始して1年以上が経過しました。そして、日々の地道なかけ流しの継続で、当初の目標であったインプット2,000時間は比較的簡単に達成することができました。時間はかかりましたが・・・。
おかげで、現状、子どもの様子(英語の上達の具合)からDWEの効果を十分に感じることができ、DWEを購入したことにとても満足しています。
ここで余談ですが、かけ流しの目標である2,000時間ですが、これは時間の達成よりも、それだけDWEに継続して取り組めたという実績の方に意義があるのではないかと思われます。
なぜなら、かけ流しの2,000時間を達成できる頃には、ある程度DWEの習慣化=おうちの学習環境や子どもの英語学習の準備が整うと考えられるからです。
しかし、この先、子どもの英語力をさらに伸ばしてあげるためには、インプット同様に正しいアウトプットの確保が重要になります。
言語習得について少し調べてみたのですが、そのプロセスの概要を簡単に説明すると、英語に限らず言語はバランスの良いインプット(読み・聴き)とアウトプット(書く・話す)によって身に付くとされています。
言語習得の流れ
インプット → 気づき(Noticed Input) → 理解(Comprehended Input) → 内在化(Intake)→ 統合(Integration)という一連のプロセスを経て、アウトプットへつながるということらしいです。
これがどちらかに偏ってしまうと、インプットしたものが正しくアウトプットできない、例えばTOEICは高得点が取れるのに全然話せない・・・などといったことになりかねないそうです。
そのため、インプットした言葉をきちんとアウトプットさせてあげることで子どもの英語への理解がさらに深まり、正しい英語の習得へとつながっていきます。
アウトプットとDWEの母国語方式の関係
アウトプットを考える前に、まずはDWEに取り入れられているの母国語方式について説明します。正しいアウトプットを実践するためには、この母国語方式への理解がとても重要になります。
母国語方式とは、簡単に説明すると日本人が日本語を覚えるのと同じ手順、つまり自分達が生活の中でごく自然に日本語を身に付けた(覚えた)ように、子ども自身が言葉の意味や文法を感覚的に身に付けていくというものです。
誰しも特に教えられることなく日常の会話(コミュニケーション)の中から日本語を理解し、そして自然に身に付けていきますよね。DWEでは、これを実践するために教材に母国語方式が取り入れられています。
DWEの教材はオールイングリッシュで日本語での説明や注釈などがまったく入っていません。果たしてそれで英語教材としての役割を果たせるのか少し疑問に思うのですが、DWEは日本語がなくても映像と音で感覚的に言葉と意味がわかるようになっており、母国語方式が実践できるつくりになっています。
そのため、自然と言葉が理解して正しい英語が習得できるようになっています。
恥ずかしい話、購入前には知りませんでしたが、今さらながら調べてみるとよく考えられた教材なんだなぁ~と感心してしまいます。(^ ^;)
DWEはアウトプットもカバーできる教材
DWEの教材はそれぞれが連動しており、インプットとアウトプットの両方をバランス良く確保して適切に効果が発揮できるようにつくられています。
音楽、映像、本、カード全てが連動しており、インプットからトーク・アロング(TAC)という教材でアウトプットにまでつながるようできています。
また、繰り返すだけでなく段階的に表現が発展していくため、教材の中で反復学習と効果的で効率の良い流れを構築しているのも特徴です。
アウトプットの確保は難しい
どうしてアウトプットはインプットに比べて確保が難しいのでしょうか。
正確にはアウトプットはインプットに比べて確保が難しくなっていく・・・なのですが、これは最初にも少し書いていますが、インプットは単純にかけ流し(放置)でいいのですが、子どものアウトプットにはコミュニケーション(会話や受け答え)が必要になり、そのためには親(自分たち)の積極的な努力や取り組み=労力や手間が必要になるからです。
子どもが幼いうちやDWEをはじめたばかりの頃であれば、例えば子どもにモノの名前などを尋ねて英語で答えさせたり、DVDやCDの英単語をリピートさせたりする程度でも初期のアウトプット確保の取り組みとしては十分だと思います。
しかし、親がバイリンガルといった特別な環境や理由が無い限り、子どもの成長に伴いそれだけではアウトプットが十分ではなくなり、やがて大幅に不足してアウトプットの確保が課題になっていきます。
このアウトプットの確保こそDWEを取り組む上で継続(挫折や諦め)することと同じくらい問題であり、誰しもが直面するであろう課題ではないかな?と思われます。
子どもの成長につれアウトプットが困難になる理由
では、なぜ子どもの成長に伴いアウトプットの確保が難しくなっていくのかというと、ズバリ、子どもの成長=英語力が向上するにつれ自分たち(親)の手に負えなくなる!からです。
子どもの英語力が向上するにつれ、アウトプットには英単語だけでなく少し長めのセンテンス(文法)や本格的な英会話=コミュニケーションが必要になっていきます。
英単語程度であれば自分たちでもアウトプットに取り組むことができるのですが、これが少し長めのセンテンス(文法)や英会話になれば・・・話は別です。
自分たちだけでは子どもに正しい英語をアウトプットさせてあげるのが難しくなり、結果、子どもにアウトプットの機会が十分に与えられず不足していきます。
ここでも少し余談ですが、この頃になるとアウトプットを確保するために自分たち(親)の積極的な努力や取り組み=労力や手間が必要になるのですが、その労力や手間が大変だったり不十分で効果が上がらないために、DWEを挫折したり諦めたりしてしまう可能性が高まるのではないかと考えられます。
そのため、DWEの取り組みを開始した初期の頃からアウトプットを意識することはとても大切であり、意識できているかどうかでその後のDWEを継続できるかどうか=成功率が違ってくるのではないかと思われます。
現に、インターネットで調べてみると、DWEに成功している家庭ではアウトプットの確保への取り組みに力を入れている家庭が多いように見受けられます。
正しいアウトプットが必要な理由
さらに、ただアウトプットさせるだけでは子どもに正しい英語は身に付きません。
上にも書きましたが、子どもにはDWEの母国語方式によって正しい英語が身に付きつつあります。
にもかかわらず、アウトプットを確保しようと自分たちが和製英語(日本語寄りの英語)で教えてしまうと・・・せっかく子どもに身に付きつつある正しい英語が崩れてしまい、最悪、英語が子どもの身に付かない恐れもあります。
DWEを取り組む上で正しいアウトプットの確保はとても困難で重要な課題であり、当初から意識や準備をしていないと後々取り組みの継続を危ぶむ大きな問題になるかもしれません。
しかし、これはDWEに限ったものではなく、言語を習得する上で共通のものではないかと思われます。
アウトプットを確保する方法
それでは、どのように正しいアウトプットを確保すれば良いのでしょうか。
最初に書いてしまうと、WFC会員(DWE正規購入者向け有料会員制度)が利用できる「テレフォン・イングリッシュ(TE)」という学習サポートが最も簡単で効果的です。DWEにはアウトプットを確保するために、このTEが用意されています。
しかし、中には「TEを利用したくてもまだ子どもが幼い(人見知りだし)・・・」とか「TEがよくわからず何となく利用しにくい・・・」というご家庭もあろうかと思います。
また、普段からアウトプットの機会を設けて家庭内でも取り組むことで効果が高まり、子どもが英語を身に付けるためには重要です。
そこで、ここではTE以外にも、参考までに我が家のアウトプットを確保する方法(と言うよりは工夫かな・・・?)についてもあわせて紹介します。
テレフォン・イングリッシュ(TE)の利用
最初にも書きましたが、正しいアウトプットの確保にはテレフォン・イングリッシュ(TE)がお手軽で最適です。
TEとはDWEの学習をサポートする代表的なサービスのひとつで、WFCの会員であれば週に1回、ネイティブの先生との電話での英語レッスンが受けられるというものです。しかも利用は無料です。
(参考) はじめてのTEに挑戦! ~作成中~
TEでは英語によるマンツーマンのコミュニケーションが確保できるので、アウトプットの確保には効果的です。
中には、「TEを利用したくてもまだ子どもが幼い(人見知りだし)・・・」とか「TEが何となく億劫・・・」というご家庭もあろうかと思います。しかし、TEはとても簡単に利用することができ、さらにやってみると思いのほか楽しめるのでおすすめです。
というか、こんな素晴らしいシステムを利用しないなんてもったいない、せっかく会費も払っているし!これこそDWEの大きな魅力のひとつであり醍醐味だとさえ思います。
子どもが幼くても先生がレベルに合わせてサポートしてくれるため、利用は大丈夫です。TEに気軽にどんどん挑戦してみましょう。(^ ^)
オンライン・イベントへの参加
DWEのオンライン・イベントへの参加もアウトプットの確保におすすめです。
これは2020年度からはじまった新しいサービスで、WFCの会員であればオンラインでネイティブの先生やDWE経験者のOB達と英語でお話し(コミュニケーション)できるというものです。しかも参加は無料です!
このオンライン・イベントには、主にGO!GO!LIVE!とキャストビデオチャットのふたつがあります。GO!GO!LIVE!は約20分間ネイティブの先生と話せるもので、キャストビデオチャットはDWEのOB達と約10分間会話しながら楽しめるものとなっています。
① GO!GO!LIVE!
→ ネイティブの先生と話せる(約20分)
② キャストビデオチャット
→ DWEのOB達と遊べる(約10分)
ネイティブの先生やDWE経験者のOB達との英語でのコミュニケーションを通じて、英語が子ども自らの言葉となって身に付きます。開催数も多く参加も簡単なので、気になる方はぜひ挑戦してみてください。
(参考) オンライン・イベントに参加! ~作成中~
アウトプットの確保におすすめなオンライン英会話
アウトプットの確保や自分の英語学習のために、インターネットでオンライン英会話についていろいろと調べてみたのですが、家族で使えるオンライン英会話の「クラウティ」が個人的におすすめです。
クラウティは日常会話から子ども向けレッスンに対応しており、毎日レッスンを受講することができます。・・・と、内容は他の多くのオンライン英会話と同じなのですが、クラウティをお勧めする大きな理由が別にあります。それは、価格が比較的リーズナブルなことと、1つのアカウントで最大6名まで使うことができることです。
他の多くのオンライン英会話では、基本的に1アカウントにつき1名しか使うことができないものがほとんどです。しかし、クラウティは1アカウントを家族で使うことができるため、兄弟はもちろん、夫婦(自分たち)もレッスンを受講することができ、無駄が少なく費用を安く抑えることができます。これが、クラウティの大きな特徴(メリット・魅力)です。
クラウティについて興味のある方は、下記のバナーからご参考下さい。今なら特典として無料体験を受けられるようです。
クラウティの特徴(メリット)
- 日常会話から子ども向けに対応
- 毎日レッスンを受講できる
- 価格がリーズナブル
- 1つのアカウントで最大6名まで利用可能
他のオンライン英会話との比較
↓クラウティの公式HPはここ↓
我が家のアウトプットの方法
上記で紹介したTEやオンライン・イベント以外に、普段から子どもにアウトプットの機会は与えられないものでしょうか?
TEやオンライン・イベントの活用は確かに効果的ですが、それらの継続は長期で定期的な実施になるため効果が実感しにくく、さらに習慣化のハードルも高くなってしまいがちです。
そこで、やはり普段からアウトプットの機会を設けて家庭内でも取り組むことが効果的であり、子どもが英語を身に付けるためには必要です。
ここでは、参考までに我が家で実施しているアウトプットを確保する工夫についていくつか紹介します。
TACを積極的に活用する
ミッキーのマジックペンの影に隠れ、さらにそのカードの多さと重さによって片付けが非常に手間(ストレス)なため、ついつい疎遠になりがちな「トーク・アロング(TAC)」ですが、実はこれ、英単語から短いセンテンスのアウトプットにとても適した教材です。
TACはカードの再生だけでなく声を録音して再生することもできるので、子どもと遊びながら楽しんでアウトプットを確保することができます。
我が家の使い方はいたってシンプルです。子どもが選んだカードを中心に、一日に5~10枚程度を目安にできるだけ何度も再生・リピート(反復学習)してアウトプットを確保しています。
子どもに好きなカードを選ばせているため毎日同じカードを選びがちになりますが、そこは上手く誘導してカードを変えるように工夫しています。
また、選ぶカードの種類が多過ぎると詰め込み過ぎの上、子どもの集中力が続かず煩雑になってしまうので注意が必要です。
TACでのアウトプットの確保には地道な継続と忍耐が必要ですが、取り組みのおかげもあってか毎日少しずつですが子どもの英語力の向上に役立っています。
また、カードの片付けが手間(ストレス)でついつい教材の使用が疎遠になりがちでしたが、DWE内職のおかげで散らばったカードの片付けが楽になり、TACを使うことへの無意識の抵抗が軽くなり、今では思う存分活躍させることができています。
DWE内職をやって良かった!むしろもっと早くやっておけば良かった!と思います。かわいいディズニーの教材なので、おしゃれなデコレーションもやりたいところではあるのですが、まずは教材を使いやすくするためにDWE内職をおすすめします。
DWEで親も本気で英語を覚える
はい、もう最終奥義です。
もはやアウトプットを確保するための工夫ではなく、子どもと一緒に親(自分たち)も努力して本気で英語を覚える!です。
むしろこれこそが子どもが英語を身に付けるための最適解なのかもしれません。
英語をネイティブに発音をしようとすると、なぜか若干恥ずかしくて照れ臭いのですが、そんなことは気にしていてはいけません!(いつも妻に笑われる・・・)
子どもはDWEの母国語方式で正しい英語が身についているのに、自分たちが日本語寄りの英語を教えてしまうと、せっかくの努力がムダになってしまいます。
子どもと一緒にバイリンガルを目指すつもりで、本気で歌い、全力で踊り、真剣にリピートして、子どもと一緒に楽しみながら学んでいくのです。
ただ、子どもが成長していき、これを英語でのコミュニケーションにまでつなげるまでには自分達にも相当な努力が必要となりますが・・・。気長に地道に努力するのみです。
DWEのアウトプットのまとめ
今回はアウトプットを確保する方法についてまとめました。
子どもが英語を身に付けるために重要なアウトプットですが、ただ確保すればいい!というものではありません。子どもが身に付けた正しい英語を適切にアウトプットさせてあげることが重要です。
DWEの教材はそれぞれが連動してインプットとアウトプットがバランスよく確保できるようになっており、適切に効果が発揮できるようにつくられています。
さらに不足しがちなアウトプットを学習サポートであるTEやイベントなどで補完できるようになっています。
教材やこれらの制度をバランスよく上手く活用しながら、子どもの英語力の成長の程度に合わせて正しいアウトプットの機会を適切に与えてあげましょう。
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