早い時期から子どもに英語を学ばせたいとお考えのご家庭は多いかと思います。
また、最近では小中高校の学習指導要領が改訂され、急速に進むグローバル化に対応するため小学校中学年から「外国語教育(つまり英語教育のこと)」が導入され、これにより学校での英語教育の開始時期が前倒しになり、さらに学校で習う英単語数も増加するなど、他の教科と比べて英語教育を取り巻く環境が激変しています。
さらに、2021年度から開始された新しい中学校の学習指導要領では、小学校のうちに基礎的な英語力が身に付いていることが前提で授業が進められるようになりました。
これにより早い時期から英語に触れている子とそうでない子の学習格差が大きくなり、また、英語嫌いの子や英語が苦手な子が増えることが予想されることから、もはや子どもが幼い時期からの英語教育への取り組みが必要になりつつあります。
我が家でも、ディズニー英語システム(DWE)で子どもが1歳半の時から英語教育に取り組んでいますが、学校の英語でつまづかないために、どの程度の英語力(求められるレベル)を目指して学習を進めればよいのか正直わかりませんでした。
というか、ネイティブな英語の習得を目的にしていたため、学校教育への対応についてはそこまで深く考えていませんでした・・・(^^;)。
そこで、今回は学校英語で習う英単語数や英語力について調べてた上で、DWEで学校の英語教育をどこまでカバーできるのかについて徹底的に考察してみました。
~もくじ~
記事本編
改訂された学校英語の学習指導要領
まず、小中高校それぞれで習う英単語数と英語力についてご説明する前に、最初にも少し説明しましたが、最近の学習指導要領の英語に関する改定の概要を簡単にご説明します。
改訂された学習指導要領では、学校での英語教育が抜本的に強化されています。
これまでと比べて習う英単語数が約1.5~2倍になり、英文も約2倍となるなど学習ボリュームが多くなりました。
また、英語教育の開始時期が前倒しなり、さらに中学校では小学校のうちに基礎的な英語力が身に付いていることが前提で授業が進められるようになりました。
学校英語で習う英単語数と英語力
それでは、次に改訂された学習指導要領をもとに、小中高校それぞれで習う英単語数と英語力について具体的にご説明します。
なお、この内容は「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)【概要】」をもとにまとめています。
インターネットで検索するとすぐに出てくるので、興味のある方や詳しく知りたい方はそちらをご覧下さい。
学校英語で習う英単語数の比較
上の図でご覧の様に、これまでは小中高校で習う英単語数の合計が3,000語程度でしたが、改訂された学習指導要領では4,000~5,000語程度と約1.5~2倍に増加しています。
さらに、これまでは小学校高学年(5、6年生)から英語教育が開始されていましたが、これが前倒しされて小学校中学年(3、4年生)からの開始へと変更され、これにより小中高校の各段階で学習する英語力がこれまでより一段ずつ前倒し(スライド)されました。
つまり、これまで中学校で習っていた内容を小学校の時点で一部含むようになり、その分、中学校では小学校のうちに基礎的な英語力が身に付いていることが前提で授業が開始され、進められるようになりました。
さらに、中学校でも高校で学習する範囲が前倒しされて含まれるようになり、その分、高校では学ぶ範囲が増えました(拡大化・高度化されたイメージ)。
つまり、これまでと比べて中学校開始時点での英語教育のハードルが上がっており、さらに各段階で学習する英語の内容が難しくなっています。
また、各段階での英語力の目標については、小学校で読み書きを含めたコミュニケーション能力の基礎の習得、中学校では簡単な情報交換ができるコミュニケーション能力、さらに高校では幅広い情報や考えなどを英語で的確に理解したり適切に伝え合ったりできる高度な英語力(発表、討論・議論、交渉等)が求められるようになりました。
DWEで学校英語にどこまで対応できるのか?
それでは、次にDWEで学校教育にどこまで対応できるのかについて考えてみました。
ここで注意なのですが、DWEと学校教育の比較をわかりやすくするために、習得できる英単語数で両者を単純に比較していますが、DWEで習得できる英単語が学校教育に完全に対応したものではない(学校で習うものとは完全に一致しない)というところに予めご注意下さい。
また、我が家ではDWEを子どもにネイティブに近い英語を習得させることを目的に開始し取り組んでおり、学校教育の準備や対策(受験やテスト対策など)のために開始したものではありません。
あくまでもDWEの取り組みで学校教育をどの程度対応(カバー)できるのかについて考えたものですので、子どもの英語教育の目標設定や対策のご参考までにご覧いただけると幸いです。
DWEで習得できる英単語数と英語力
DWEで習得できる英単語数と英語力についてですが、DWEの対象年齢は0~12歳であり、英語力の習得レベルはアメリカの5~6歳児が使う文法レベル(大人と普通に会話できるレベル)が目標とされています。
これは、英検準1級の文法レベルであり、さらに準1級で必要な英単語数は約7,500〜9,000語となっています。
DWEと学校英語の徹底比較
DWEと学校教育の英語を英単語数だけで単純に比較した場合、学校教育で習う英単語数の合計が5,000語程度なのに対しDWEが7,500語以上であることから、DWEだけでも高校までの学校教育を十分にカバーできるボリュームがあるようです。
また、英語力を比較すると、学校教育では中学校の段階で具体的で身近な話題についての理解や表現、簡単な情報交換ができるコミュニケーション能力が求められていることから、DWEでは概ね中学校までの英語に対応できるのではないかと思われます。
しかし、高校では幅広い話題について情報や考えなどを外国語で的確に理解したり適切に伝え合ったりする能力に加え、発表や討論・議論、さらに交渉等ができる高度な能力が要求されるため、DWEだけではこれらを十分にカバーすることは少し難しいのではないかな?と考えられます。
さらに、このレベルの英語力に対応するには、高度な文法の習得はもちろん相応の英単語の習得も必要となります。
そのため、単純に英単語数だけで比較するとDWEの方が多いのですが、学校の英語教育に対応するためにはDWEとは別に学校の英語教育のカリキュラムに対応した英単語や文法の学習に取り組む必要があると考えられます。
DWEと学校英語の比較
DWEで対応できる学校英語の範囲
ズバリ、DWEで学校の英語にどこまで対応できるかについての個人的な考察(結論)ですが、DWEでは中学校後半から高校初期までの英語力について広くカバーができるのではないかと考えられます。
しかし、DWEはネイティブな英語力を身に付けることが目的であり、日本の学校教育の英語への対策が目的ではありません。
そのため、中学校後半からの学校教育の英語に対応するためには、DWE以外に、学校教育に対応した準備や対策(受験やテスト対策など)に取り組む必要があると考えられます。
学校教育の準備や対策(受験やテスト対策など)を目的に英語教材をお考えのご家庭であれば、DWE以外の他の教材が選択肢になるのではないかと考えられます。
DWEの学習は無駄になるのか?
では、DWEでの学習がいずれ学校の英語に全く役に立たなくなってしまうのかというと、そうではなく、DWEで基本的な英語の素地と英語耳(リスニング能力)を養っていれば、小中高校のいずれの段階の英語にもつまづくことなく比較的スムーズに対応することができるのではないかと考えられます。
DWEと学校の英語教育のまとめ
今回は、学校の英語教育で求められる英語力と、DWEで学校の英語にどこまで対応できるのかについて考察しました。
新しい小中高校英語の学習指導要領では、英語教育が大幅に強化されており、子どもが学校の英語でつまずかないためには、やはり小学校入学前からの早期の対策や準備が必要となりつつあるようです。
DWEはコミュニケーションツールとして「使える英語」を身に付けることが目的の教材です。
また、日本の学校の英語教育も国際標準語として使用できる英語の習得が目的であるはずなのですが、実際は「受験に必要だから勉強する」という感じで、受験のためのテクニックを学ぶような側面があり、本質からずれてしまうところがあるようです。
実際、学校で英語を学んでいるにもかかわらず、英語を話せる人が少ないという事実があります。
本来、DWEと学校の英語教育の目的が同じである以上、両者の内容が一致しているハズなのですが・・・。
そのため、DWEとは別に学校の英語教育のカリキュラムに対応した準備や対策(受験やテスト対策など)に取り組む必要があり、そちらを目的に英語教材をお考えのご家庭であれば、DWE以外の他の教材が選択肢になるのではないかと考えられます。
いずれにしても、身に付いた英語は子どもの人生の大きな財産となり、きっと人生に役立つはずです。
学校教育の準備や対策(受験やテスト対策など)だけでなく、子どもの視野を広げ人生を豊かにするために、DWEで子どもの英語教育に早い時期から取り組み、英語をプレゼントしてあげる・・・というのはいかがでしょうか。
この記事が、子どもが学校の英語でつまずかないために、英語教育の目標設定や対策などお役に立てれば幸いです。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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